5’.データ入稿・Illustrator編

Illustratorのマニュアルです。以下のチェックポイントに注意して原稿を作成してください。それぞれのチェックポイントごとに説明がございますので参考にしてください。

1. トンボは、トリムマークで
2. 裁ち切りがある場合、断裁ラインより天地左右それぞれ3mm余計に描く
3. フォントはアウトライン化する
4. 画像データは1色はグレースケール、4色はCMYKにする
5. 他のデータ形式の画像配置をする時は必ずその画像ファイルも添付する
6. eps保存の仕方

1.トンボは、トリムマークで
トンボは、トリムマークで作って下さい。

● トリムマークの付け方 ●  

1. 『長方形ツール』を選択し希望のサイズ(規格正寸のみ)の四角を書く。(カーソルを動かさないで1回クリックすると縦横のサイズを正しく書くことが出来ます。)
2. 四角が選択されている状態で『線』、『塗り』共に『なし』を選択
3. 四角が選択されている状態で『フィルタ』→『クリエイト』→『トリムマーク』を選択。

● このトンボはダメです ●

以下のやり方のトンボは印刷用には使えません。

2.裁ち切りがある場合、断裁ラインより天地左右それぞれ3mm余計に描く

サイズが正確でも、機械による微妙な誤差が生じ、若干のズレが生じます。そのためその誤差が生じても問題ないように断裁ラインより余計に描きます。もし、ラインまでしか描かれていない場合、誤差により白くフチが生じることがあります。

※但し、周囲に8mm以上余白のつく(背景も色の無い状態)デザインなら正寸で大丈夫です。

また、カットされてはいけないものは仕上がりより天地左右5mm以上内側、ノド(背表紙側)から10mm以上内側のスペースにおさめてください。

● サイズ見本 ●

サイズ 余白無し(断切りあり) 余白あり(断切り無し)
A3 303×426(mm) 297×420(mm)
B4 263×370(mm) 257×364(mm)
A4 216×303(mm) 210×297(mm)
B5 188×263(mm) 182×257(mm)
A5 154×216(mm) 148×210(mm)
B6 134×188(mm) 128×182(mm)

3.モードは、CMYK(4C)、グレースケール(1C)で

フォントは必ずアウトライン化してください

● アウトライン化の仕方 ●

1.『編集』→『全てを選択』を選択。
2.『文字』→『アウトライン作成』を選択。

● アウトライン化をしなかった場合は? ●
当店のパソコン、出力するプリンターの中に入っていないフォントが使用されている場合、正しく文字が出力されません。必ずアウトライン化をお願いいたします。

4.画像データは1色はグレースケール、4色はCMYKにする

4色印刷の場合は、CMYKで、1色印刷の場合は、グレースケールにして下さい。

● モードの調べ方 ●

『カラー』パレットでわかります。

 
● モードの変え方 ●

1. 変えたいオブジェクトを選択する。(複数(全て)のオブジェクトの選択も可能)
2. 『フィルタ』→『カラー』→『CMYKに変換』(4色)、『グレースケールに変換』(1色)を選択

● RGBの場合は? ●
RGBで入稿する方がいらっしゃいますが、RGBはカラーモニタ表示用であり、印刷向きではありません。また、RGBはCMYKよりも色の表現できる範囲も広いので、印刷できない色もございます。RGBからCMYKに変換することも出来ますが、当然ながら色が少し変わってしまいます。

5.他のデータ形式の画像配置をする時は必ずその画像ファイルも添付する

Illustrator以外の形式の画像を配置する場合には『埋め込み』ではなく『リンク』で配置し、その元画像も一緒に入稿してください。

● 『リンク』での配置の仕方 ●
 
1. 『ファイル』→『配置』を選択
2. 『リンク』をオンにして配置したい画像を選択し配置する

● 埋め込みにした場合は? ●
埋め込みにした場合、もしその画像に不都合があると修正することができません。また、Illustratorのデータの中に埋め込んだ画像データの分だけ重くなりますのでデータ処理の時間もかかってしまいます。
● 画像データも入稿しなかった場合は? ●
『リンク』での配置は画像データを元画像から読みとるため一緒に画像を添付しなかった場合、リンクが切れているので配置画像は表示も印刷もできません。

6.eps保存の仕方
1. 『ファイル』→『保存』を選択
2. 『Illustrator EPS』を選択
3. 互換性はデータを作成したバージョンで。
プレビューは『8bit』を選択。
オプションの『フォントデータを含む』『CMYKポストスクリプト』は必ずチェック。『ポストスクリプト』はレベル2で。『配置した画像を含む』は配置してある場合チェックを必ず入れる。『サムネール』は入れても入れなくてもどちらでも大丈夫です。

データ入稿・Illustrator編は以上で終了です。ウインドウを閉じてください。


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