5’.データ入稿・Photoshop編

Photoshopのマニュアルです。以下のチェックポイントに注意して原稿を作成してください。それぞれのチェックポイントごとに説明がございますので参考にしてください。

1. 裁ち切りがある場合、断裁ラインより天地左右それぞれ3mm余計に描く
2. 解像度は、350dpiで
モードは、CMYK(4C)、グレースケール(1C)で
4. フォントは必ずラスタライズする
5. 保存形式は eps で
6. 例外として、線画や文字のみや、漫画、イラストなどでスクリーントーンを貼った原稿などのグレー部分が一切ないものの場合は解像度を600dpi〜1200dpiで、モードをモノクロ2階調にして下さい。
線画や文字のみのデータの場合、グレースケールですと輪郭部分がグレーになり、印刷時にぼんやりとぼけた風に印刷されてしまいます。
ご不明なところがありましたらお問い合わせ下さい。

● 新規作成の設定例 ●

『B5サイズ、フルカラー、余白無しの場合。』

以上の設定が正しい設定です。それでは、どこをどのようにすればよいか下の解説で見てみましょう。

1.裁ち切りがある場合、断裁ラインより天地左右それぞれ3mm余計に描く

サイズが正確でも、機械による微妙な誤差が生じ、若干のズレが生じます。そのためその誤差が生じても問題ないように断裁ラインより余計に描きます。もし、ラインまでしか描かれていない場合、誤差により白くフチが生じることがあります。

※但し、周囲に余白のつく(背景も色の無い状態)デザインなら正寸で大丈夫です。

● サイズ表 ●

本の仕上げサイズ
表1+表4のサイズ
文庫版(A6)
縦148mm×横105mm
(縦148mm)×(横210mm+背幅)
新書版
縦182mm×横114mm
(縦182mm)×(横228mm+背幅)
B6
縦182mm×横128mm
(縦182mm)×(横256mm+背幅)
A5
縦210mm×横148mm
(縦210mm)×(横296mm+背幅)
B5
縦257mm×横182mm
(縦257mm)×(横364mm+背幅)
A4
縦297mm×横210mm
(縦297mm)×(横420mm+背幅)

● 背幅表(本文用紙+表紙(色上最厚(135kg)の場合)) ●

※ページ数は表紙4P込みです。

本文用紙 上質70kg 上質90kg ユリクリコミック紙
(いしかり70kg)
書籍用紙73kg
(クリームキンマリ)
28P 1.5mm 1.9mm 2.0mm 1.6mm
36P 1.9mm 2.4mm 2.5mm 1.9mm
44P 2.3mm 2.9mm 3.1mm 2.3mm
52P 2.7mm 3.4mm 3.6mm 2.7mm
60P 3.0mm 3.9mm 4.2mm 3.1mm
68P 3.4mm 4.3mm 4.7mm 3.5mm
76P 3.8mm 4.8mm 5.2mm 3.9mm
84P 4.2mm 5.3mm 5.8mm 4.2mm
※色上質最厚の厚さは0.4mmで計算されております。表紙用紙により厚さが若干変化いたします。

但し、Photoshopでは、トンボは描かないでください。
 

● トンボをつけてプリントアウトするには? ●

1. 『ファイル』→『用紙設定』を選択
『センタートンボ』、『コーナートンボ』にチェックを入れる
『断ちしろ』をクリックし、幅を『3mm』にする

2.解像度は、350dpiで

解像度は、350dpi(※線画、文字のみの場合は600dpi〜1200dpi)で作って下さい。

● 解像度の調べ方 ●

『イメージ』→『画像解像度』で調べられます。

● 解像度が違うと? ●
解像度が低いと? 画像が荒くなってモザイクがかかった様な仕上がりになってしまいます。
解像度が高すぎると? 品質は350dpiのものとほとんど変わりませんが、データが重くなります。データの処理も遅くなります。
ホームページ用の最適解像度が72dpiですがこの解像度で持ち込まれる方がいらっしゃいます。印刷では350dpi(モノクロ2階調の場合600dpi〜1200dpi)なので気を付けましょう。

3.モードは、CMYK(4C)、グレースケール(1C)で

4色印刷の場合は、CMYKで、1色印刷の場合は、グレースケール(※線画、文字のみの場合はモノクロ2階調)にして下さい。

● モードの調べ方・変え方 ●

『イメージ』→『モード』で調べられます。

 

● RGBの場合は? ●
RGBで入稿する方がいらっしゃいますが、RGBはカラーモニタ表示用であり、パソコン上で表示するのに最適なモードですが印刷向きではありません。また、RGBはCMYKよりも色の表現できる範囲も広いので、印刷できない色もございます。RGBからCMYKに変換することも出来ますが、当然ながら色が少し変わってしまいます。

4.フォントは必ずラスタライズする

● ラスタライズの仕方 ● 

1. フォントのあるレイヤーを選択する。
2. 『レイヤー』→『文字』→『レイヤーをラスタライズ』を選択。


※ただし、文字は画像になってしまっているので修正できなくなります。

5.保存形式は eps で

● eps 保存の仕方 ●

1. レイヤーを統合する。(統合していないと eps 保存できません。)
2. 『ファイル』→『保存』を選択
3. 『Photoshop EPS』を選択
4. プレビューは『TIFF(8bit/pixels)』でエンコーディングは『バイナリ』で保存。  (チェックボックスには、チェックを入れない。)

データ入稿・Photoshop編は以上で終了です。ウインドウを閉じてください。


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